Saturday, 17 December 2011

加齢性黄斑変性症とルテインの効用


加齢性黄斑変性には二つのタイプがあり、視力の経過や治療手段が異なります。

初期段階 萎縮型(非滲出“ひしんしゅつ”型)(英語名:ドライタイプ)
  黄斑の組織が加齢とともに萎縮してくるタイプです。詳しい原因はまだよくわかっておらず、今のところこれといった治療は行われませんが、病気の進行は遅く、萎縮部分が拡大して中心窩にかからない限り、高度の視力障害には至りません。ただし、萎縮型から滲出型へ変化することもあるので、定期的に通院することが大切です。加齢性黄斑変性症の85-90%のケースは萎縮型です。

二次段階 滲出型 (英語名:ウエットタイプ)
 健康な状態では存在しない新生血管と呼ばれる異常な血管が、黄斑部の脈絡膜(網膜より外側に位置し、血管が豊富な膜)から発生し、網膜側に伸びてくるタイプです。新生血管の血管壁は大変もろいために、血液が黄斑組織内に滲出し(漏れ出し)、黄斑機能を障害します。
 萎縮型よりも進行が早く、新生血管の成長とそこからの出血や滲出物により、視力低下や変視症(物がゆがんで見える)、中央の視野が欠ける、などの症状が悪化していきます。新生血管はある時期がくれば活動を停止します。ところがそのときはすでに黄斑の網膜組織は破壊されていて、永続的に高度の視力障害(矯正視力で0.1以下)が残ってしまいます。加齢性黄斑変性症の10-15%のケースは滲出型です。

ルテインおよびその関連化合物ゼアキサンチンは、黄斑色素(MP)として知られている黄色は黄斑に高濃縮されています。黄斑色素は青い光の有害な光酸化的効果を黄斑から防ぎます。自然界の中にある600程度のカロテノイドのうち、少数しか人間の血清の中にありません。その中、自然に黄斑の中に存在するのは、ルテインとゼアキサンチンだけですので、健康な目でいられるために重要な役割を果たします。加齢性黄斑変性症の危険を減らす際に多くのデータがあります。多くの観察研究により、人間の中でルテイン摂取と血中濃度、黄斑色素密度および加齢性黄斑変性の危険との関連性を示しています。人間による介入研究が因果関係を理解する為に必要だと思われています。黄斑色素密度上のルテイン摂取の直接効果を調査する研究の結果が現在公表されています。
その結果、研究者たちは栄養素のメリットを決定するためにまだまだ色々と評価しないといけないと認められています。また、単回調査に基づいたどんな結論も時期尚早だと同意されているのですが、健康な目でいられる為に有益な役割を持っているルテインが必要だということです。Floraglo

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