Saturday, 31 December 2011

ルテイン強化食品と加齢性黄斑変性症のリスクの軽減

社団法人流通問題研究協会の調査によると、ルテイン強化食品および飲料の健康上の利益にますます多くの消費者が興味を持っていることが判明しました。多くの消費者は、目や皮膚をダメージから守り、治してくれるルテイン強化食品および飲料の購入を希望しています。また4人のうち1人以上の消費者は、自分たちが普段買っている製品にもしルテインが入っていたらもっとたくさん購入するだろうと報告されました。

1日に6-10mgのルテインを摂取することで、ルテインのもたらす健康効果を得られるとの研究結果が出ています。目の健康にルテインは役立ちますが、特に加齢性黄斑変性症になるリスクを軽減してくれます。
加齢性黄斑変性症は、網膜(カメラのフィルムにあたる組織)の黄斑というところに異常な老化現象が起こり、視機能(視力や視野)が低下してくる病気です。黄斑は網膜のほぼ中央にあり、網膜の他の部分に比べて視機能が格段によく、物を見るための重要な部分です。
加齢性黄斑変性の症状は、視野の中央がよく見えない、ゆがむ、暗く見える、などです。最初は片方の眼に起きて程度も軽いため、患者さん本人は年のせいにして見過ごしていることも少なくありません。しかし、徐々に、病型によっては急速に、視力が低下してしまいます。通常、中央以外の視野は保たれ全く光を失ってしまうことはまれですが、見たいところが見えず読みたい文字が読めないという、とても不便な状態になってしまいます。Floraglo
右の写真では加齢性黄斑変性症の前段階になりやすい、黄白色のやわらかい外観の大きな「ドルーゼン」と呼ばれる白い塊が多数みられます。その後、健康な状態では存在しない新生血管と呼ばれる異常な血管が発生することが多いので、それを早期発見するために定期的な眼底検査が必要です。

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